「看板屋さんで仕事をしたときのこと№9」
彼女が学校に現れた。
遅刻をしてきたので、すぐには声をかけらず休み時間にトイレに行ったので、その時声をかけようとしたが・・
彼女は手を洗っていた・・でも何度も何度も何度も・・![]()
「そんなに洗ったら手が荒れるよ?」と声をかけてみた。
「うん、大丈夫・・・」と言っても本人はやめようとしない・・・
私はなぜか悲しい気持ちになった。
先生が彼女の休んでいる理由に触れないのがこれでようやく理解できた。
授業中は彼女に消しゴムのカスをぶつけるやつもいた![]()
やめな~と言っても数人は決まったように同じ事を繰り返していた。
彼女はあまりにもまじめで、いろんなことを一生懸命に責任感をもってやる性格だったから・・
看板屋で出会ったのが、その彼女だったのだ。
こんな所で会えるなんて・・びっくりしたと同時に元気そうで良かった
と私は思った。
久しぶりに会ったのに、驚きもしない彼女の様子は、やっぱり病気のままだったのだろう。
でもこうしてアルバイトが出来るようになって本当によかったと思ったが、私が彼女の顔を見たのはほんの2~3回だった。

